sci-tech: 2007年4月アーカイブ

今回募集されるのは伝統に則りひらがなを使った愛称。
選定された愛称を応募された方1名(複数以上の応募があった場合は抽選)をペアで種子島宇宙センターの打ち上げ見学にご招待します。
いいねえ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070416-05170136-jijp-soci.view-001
微妙に手に触れにくい高さなのか。勿体無い。
http://www.rikanenpyo.jp/
過去80年分の理科年表を公開する有料サービス・理科年表プレミアムは残念ながら今のところ法人専用。 最新版だけでいいから個人向けにもサービスを提供して欲しいところ。
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2007/0425.shtml
松浦晋也さんの記事を読んで今更ながら認識を改めたのだけど、従来の一般的な探査機は
  • 軌道投入・離脱時にロケットエンジンを噴射する時以外はわりと静的
  • ゆえに姿勢の制御もエンジン使用時以外は基本的に不要
なのに対して、イオンエンジンを用いる「はやぶさ」の場合
  • 推力が弱いので運転時間を長く(場合によっては航行時間の3~4割近く)とる必要がある
  • エンジンの常時運転という外乱要素に対処するため絶えず姿勢制御が必要
  • ゆえに姿勢制御用のホイールの運転時間も長くなる
  • さらにホイールを運転する為の電力の確保も常に気にしなくてはない
と少々勝手が違い、さらに
  • 当初からイオンエンジンのスラスター4基のうち2基の性能が安定せず、各エンジンの運転時間に偏りが生じた
  • そのため堅調な2基の運転時間は既に設計寿命に近づきつつあり、また既に1基の性能が低下しつつある
  • ゆえに地球帰還には残り1基で運用することになるかもしれない
  • ただし堅調な1基のみだと運転時間が設計寿命を大幅に上回ることになる
  • 同じく3基ある姿勢制御用ホイールも2基が不調、残り1基での運用となる
  • また頻繁に姿勢を制御しなくてはならないので高利得アンテナの使用が難しい
  • その為、衛星のモニタには低利得アンテナによる狭帯域通信を用いるしかない
という非常に厳しい現状。そんな中で
「帰還できないわけじゃない」
って言葉が出てくるのは、すごいなぁ、と思う。運用チームも「はやぶさ」も。

アリの巣の石膏標本

|
http://www.rafmuseum.org.uk/london/cold-war/
今月号の航空ファンより。コスフォードに新設された、冷戦時代の英軍機をメインに据えた展示施設。
National Cold War Exhibition(公式サイト)
キャンベラやライトニングは当然としてVボマー(ビクター、バルカン、バリアント)の実機が!ええなぁ。

このアーカイブについて

このページには、2007年4月以降に書かれたブログ記事のうちsci-techカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはsci-tech: 2007年3月です。

次のアーカイブはsci-tech: 2007年5月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。