立ったまま宇宙

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デンマークの民間団体・Copenhagen Suborbitalsが計画中の有人ロケットがなかなかステキ。

Copenhagen Suborbitals

ブースターは燃料がエポキシ、酸化剤は液体酸素のハイブリッドタイプなので技術的に結構こなれた感もあるし、先日1/3サイズの試験機を用いた燃焼実験にも成功したようなのだけど、これに乗せる宇宙機部分が...

いい!

すごくいい!

明らかに加速時の負荷に対して不利な姿勢だけど、一応計算では、シートの形状と、腕以外を完全にシートに固定することで何とかカバー出来るんじゃないか...ということになっているらしい。固体ロケットで有人は加速度的に不利って聞くけど、ハイブリッド推進剤はどうなんだろう?まさか酸化剤の流入量を調整して加速を調整...なんて出来るのかしら。ちなみに「腕は固定されていないので(緊急時の)手動操作、ゲロ袋、予備酸素マスクを扱うことが可能です」って辺りがかなり現実的。

操作系は「ブースター切り離し」「減速用パラシュート展開」「メインパラシュート展開」の3つのみと至ってシンプル。基本は3つのレバーをガス圧で自動的に動かす構造になっていて、緊急時は手動でレバーを押し下げればOK...とか、この辺りも現実的。いいなぁ...なんだかマジで応援したくなってきたぞ。

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このページは、hibikiが2009年3月11日 12:02に書いたブログ記事です。

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