「ライトニングが消える日」 · 2011-12-20
ロッキード・ライトニングIIが空自のF-Xに選ばれた日にこんなタイトルも何だけど、冷戦まっただ中、EEライトニングからジャギュアへの転換が始まった頃の英ノーフォークを舞台に、ごく普通の子ども達のごく普通の日々を描いたジャン・マーク「ライトニングが消える日」を読み終わったのでメモ。訓練空域の近くに住む少年達が、毎日のように頭上を飛び交うライトニングをきっかけに「飛行機の名前」や「その飛行機のどこが好きか・嫌いか」等を通して他者と自分、そして世界の成り立ちを知っていくところは、「送電線路という存在」や「好みの鉄塔」について語り合う少年達を描いた銀林みのる「鉄塔武蔵野線」に通じるものがあるかも。
そういえば、物語の中に何度も登場する「おもむろに頭上を戦闘機が通過する」って場面で星里もちるの「わずかいっちょまえ」を思い出したり。あれもごく普通の子ども達がごく普通な日常の中で他者とふれあうことで自分の周りの世界を広げていく話でしたね。
Pogoplug Software · 2011-11-13
自宅のPC上に保存したMPEG-4形式のビデオ(ムービー)を出先から見る際、iOSデバイスであればStreamToMeやAirVideoが使いやすく、また画質も良いので重宝しているのですが(特にStreamToMeは1080iのMPEG2-TSをリアルタイムに変換出来るのでオススメ)、出来ればPCやMacからも見ることが出来たら……と探してみたところPogoplug Softwareが良かったのでメモ。
Pogoplugと言えばUSBストレージをインターネットから参照可能なNASに変換するハードウェアがその手軽さで有名ですが、こちらのソフトウェア版はWindowsやMac上の既存のディレクトリをハードウェア版同様簡単な操作でインターネット上の他のマシンから参照可能にします。具体的にはインストール→公開ディレクトリの指定→以上。
公開されたファイルの参照にはiOSやAndroid上では専用クライアントを、WindowsやMac上ではブラウザを利用します。ビデオの再生に関しては「メディア設定」の「リモート再生用にビデオ・ファイルを最適化する」で「できるだけ早く」を選ぶとリアルタイムで低ビットレートの形式に変換されるのですが、画質・音質共にあまり良くないので、帯域が許すようであれば「しない」を選ぶことをオススメします。また「ブラウザが対応している場合のみHTML5ビデオを使用する」が未チェックの場合、ブラウザ上でのビデオ再生にFlashプレイヤーが用いられますが、再生開始位置の指定が出来ないので少々不便です。少なくともGoogle Chromeに関してはHTML5利用時にプレイヤー上で再生開始位置の指定が可能でした。
Bフレッツ(マンションタイプ)→Bフレッツの環境で試してみたところ、「メディア設定」の「ブラウザが対応している場合のみHTML5ビデオを使用する」を有効にした状態で960×540・5Mbps程度のビデオであればオリジナルをスムーズに再生することが可能でした(ブラウザはGoogle Chromeを使用)。またiOS用クライアントではビデオ再生時に変換の有無を手動で選ぶことが可能で、狭帯域用に変換されたビデオであれば3G回線でも途切れることなく視聴することが可能でした。
音楽や動画のストリーミングには有償ライセンス(2,980円)の購入が必要ですが、「(音楽、動画に限らず)サーバ等にコピーが存在しない(ローカルから直接コピーするような)形で特定の相手とファイルのやりとりを安全に行いたい」かつ「iTunesでビデオや楽曲を管理していて出先からiOS・AndroidデバイスまたはPC・Macから参照したい」なんて要求を同時に満たしたい場合には試してみて損はないと思います。ちなみに同一アカウントであれば1ライセンスで何台でもインストール可能です。
iOS5の「通知センター」にISS可視予報を表示 · 2011-10-19
各地の国際宇宙ステーション(ISS)の可視予報をiCal形式で配信している「ISS flyby」というサイトがあるのですが、こちらで生成した可視予報をGoogle Calendarに追加しておくと、他のスケジュールと一緒にISSの可視予報を確認したり、Google Calendarのアラート通知機能を利用して通過1時間前や5分前にアラート通知を受け取ることが可能になります。
具体的にはまず「ISS flyby」の画面左側で観測地点を設定、続いて右側の”Subscribe with your calendar software”のアイコンを右クリックしてURLをコピーします。
続いてGoogle Calendarの「他のカレンダー」にある「URLで追加」を選択し、先ほどのURLを入力すれば完了です。
で、このGoogle CalendarをiPhoneやiPadのカレンダーと同期させておくと、iOS5から新たに加わった「通知センター」にも「~分後 10W – 22NNW – 10NNE」といった形で表示されるのですが、これがなかなか便利なのです。
ただしiOSの「照会するカレンダーを追加」から直接iCalを追加した場合は通知センターに表示されないようです。私の場合、以前から「CalDAVアカウントを追加」を使ってGoogle Calendarを同期させていたのですが、こちらは特に問題なく表示されました。恐らくiCloud経由でも表示されるのではないのでしょうか。
ちなみにCalDAV経由でGoogle Calendarを同期させるには、設定の「メール/連絡先/カレンダー」で「アカウントを追加…」を開いて「CalDAVアカウントを追加」を選択します。
続いてサーバ名(www.google.com)、(1)にGoogle Calendarのユーザ名、(2)にパスワードを、続いて詳細設定で(3)にアカウントURL( https://ユーザ名%40gmail.com@www.google.com:443/calendar/dav/ユーザ名%40gmail.com/user/ )を入力します。
以上で設定終了。
龍勢祭 · 2011-10-09
久々に椋神社の例大祭(龍勢祭)へ。今年は臨時バスを増便させている=相当混みそうな気配だったので、STRiDAを持って行き(これなら電車が多少混んでいても輪行可能)秩父鉄道の皆野駅から5キロほどの道のりを自走することにしました。
龍勢とは様々な願いを込めて打ち上げられる手作りロケットで(詳しい作り方はこちらをどうぞ)椋神社の龍勢の場合、製法によって二十七の流派があるそうです。今年はこの龍勢が作中で重要なアイテムとして登場したアニメーション「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」にちなんだ龍勢(製造流派は翼天飛流)が打ち上げられました。打ち上げの直前に読み上げられる口上を担当されているのは声優の茅野愛衣さん。こんなに流麗な口上は初めて聞きました。
龍勢は白煙を吹きながら空高く上昇していく様だけでなく、上昇後に動作する花火や色煙、落下傘など様々な仕掛けがまた美しいのですが、小さなグライダーが空を舞う翼天飛流の仕掛けは美しいだけでなくギミック感にも溢れていてとても見事。
こちらは城峰瑞雲流の龍勢。
こちらは愛火雲流。
龍勢は15分おきに打ち上げられるので、その合間に以前例大祭で買った破魔矢をお返しして、かわりに新しいものをいただいてきました。こちらの破魔矢は龍勢の形をしているのです。
そんなこんなで龍勢まつりを楽しんだ後は行きと同じく皆野駅まで自転車で戻ったのですが、せっかくなので途中下車して秩父市内をぐるぐる散歩してみたり。
KUR · 2011-10-01
関空からほど近い熊取町にある京都大学原子炉実験所を見学してきました。
原子炉は停止中。よく見ると対数目盛。
原子炉室の中央に鎮座する京都大学研究用原子炉(KUR)。ここは中性子を利用した各種実験や医療照射の為の施設なので(発電用の原子炉と異なり)炉心で発生した熱は熱交換器経由で捨ててしまいます。
重水中性子照射設備。炉心から出た中性子を重水で減速させて、BNCT(悪性腫瘍等の患部にボロンを取り込ませて中性子との核反応でガン細胞を殺す治療法)等の医学利用や物理工学での利用が主目的。照射設備の上に置かれているのは照射範囲を絞る為のコリメータ。
左からヘリウムで冷却した試料に照射する低温照射設備、鉄フィルタを備えた照射孔、分解中の中性子回折装置。更に炉心のそばには圧気輸送管(病院や銀行等でカルテや書類を送るアレを連想してください)と水圧輸送管が走っていて、樹脂またはアルミニウム製カプセルに収めた試料を炉心の横まで運んで中性子を照射することも可能なのだそうです。原子炉天面(炉頂)には試料の温度と中性子スペクトルの調整が可能な精密制御照射管と制御棒駆動装置が据えられています。
ちなみに左が制御棒挿入用の特殊燃料要素、右が標準燃料要素。燃料は濃縮度20%のウランをアルミニウム合金で包んだ厚さ1.5mm程の板を(熱で変形した際に方向を整える為)若干湾曲させて側板の中に18枚セットします。これらの燃料要素や黒鉛反射体、圧気・水圧輸送管は炉心にある6×9の格子板に上からセットされ、一次冷却水は格子の上方から下方へ送られます。
燃料要素に挿入される、ステンレス鋼製の微調整用制御棒と、ホウ素入りステンレス鋼製の粗調整用制御棒。
こちらは黒鉛で減速させた中性子を液体重水素で更に遅くさせる冷中性子源設備。分子の大きさや形状を見るには分子の大きさに近い波長の中性子を用いた方が有利なので、熱中性子に比べて波長の長い冷中性子は、その分だけ大きな分子の観察がしやすくなります。
短時間で崩壊してしまう寿命を持った原子核(短寿命核)を用いた研究の為のオンライン同位体分離装置、およびニッケル等で出来た鏡を用いて(強度を損なうことなく)炉心からより広い実験スペースまで中性子を導くことが可能な中性子導管。
圧気輸送管や水圧輸送管で炉心に送られた強放射性試料等を安全に扱う為のホットケープ室。厚さ1メートルの鉛ガラス(正確には10センチ程度の鉛ガラスを数枚重ねているようです)を用いた窓とマニピュレータを備えたホットセルでは最高185TBqの試料を扱うことが可能です。
用途毎に用意された各種カプセル。これらに試料を収めて圧気輸送管や水圧輸送管で炉心へ送ります。
こちらは比較的低レベルな放射性物質を扱う為のセミホット実験室。こちらにも圧気輸送管のステーションが用意されています。この後分析室や測定室を見学、ホールボディカウンタを体験させていただいてから、別の棟にあるイノベーションリサーチラボラトリへ。
こちらは固定磁場強集束型(FFGA)加速器。右上のイオン源で生成された陽子ビームは入射器→ブースター(内側の青いリング)→主リング(外側の青いリング)を経由して重金属のターゲットに衝突、これにより発生した中性子ビームを原子炉内の未臨界核燃料に照射することで核分裂を起こす(=加速器の運転を止めると核分裂反応も止まる)「加速器駆動未臨界炉」の基礎実験の為の加速器です。
右手奥へ進んだ陽子ビームの行き先は隣接する臨界集合体実験装置(KUCA)。KUCAは主に原子炉自体の基礎研究、また原子炉の運転操作や燃料の取り扱いなどを学ぶ為の施設なのですが、残念ながら見学は出来ませんでした。
その他の写真はこちらをどうぞ。
砕氷艦しらせ 5002 & 5003 · 2011-09-30
9/30から10/2まで船橋港で一般公開されている砕氷艦「しらせ」(5003・画面奥)とウェザーニュース社が保有するSHIRASE(5002・手前)を見学してきました。
しらせ(5003)の艦首。喫水線より大分上にぽつぽつ開いている穴は融雪用の散水装置。氷を割る際に雪がクッションの役割を果たしてしまう為だとか。
両舷に2隻ずつ、計4隻マウントされた定員58名の救命艇。
その後ろには内火艇。こちらは両舷に1隻ずつ。
こちらは救命いかだの収められたコンテナ。
船尾の飛行甲板から見たヘリコプター格納庫。壁に見える無数のダクトは庫内で作業する際の空調設備。
緊急時にはこちらの熱交換用のバルブを介してボイラの熱を利用することも可能。
格納庫の上に設けられた発着艦管制室。「しらせ」には3機のCH-101が用意されていますが、2機が訓練の為(しらせ飛行科のある)岩国基地へ、また1機は整備中だった為、今回は見ることが出来ませんでした。一つ前の神戸では展示されていたそうなのですが……残念。
他の飛行甲板を持つ自衛艦では航空機移動用の設備が甲板上に備わっていますが、「しらせ」ではこのような電動のけん引装置で主脚を把持して移動させるそうです。
船体中央、左右に設けられたコンテナセルガイド。クレーンを使ってガイドに沿って上から積んでいく形で合計56個のコンテナを格納。
ちなみにコンテナを積むとこんな感じになります。
前甲板に設けられた貨物倉の蓋。中折れ式の扉が2枚前後に並んでいます。
艦橋から見た先代「しらせ」。
あと艦橋に置いてあった興和株式会社製の測距儀(65式66cm測距儀)。欲しい!
その他の写真はこちらをどうぞ。
高エネルギー加速器研究機構一般公開 · 2011-09-04
以前から気になっていた高エネルギー加速器研究機構(KEK)の一般公開に行ってきました。KEKには11時前に着いたので、2~3時間もあれば見終わるだろうから余った時間で筑波宇宙センターを見学して……なんて考えていましたが甘かった。全体の半分も見ないうちに終了時刻になってしまいました。KEK広すぎ!
その他の写真はこちらをどうぞ。個人的にグッと来たのがこの円周上を走る天井クレーン。
あとQUIET実験の展示コーナーの模擬実験で使われていたホーンアンテナ。90GHz帯のホーンアンテナってこんなにちっちゃいんですね。
そしてBELLE測定器。
現在はBELLE IIに向けた改修工事を控えてビームラインから外れ内部検出器も取り外された状態。再来年ぐらいまではこの状態だそうです。
ちなみにこんなものも配っていました。1960年代に水素泡箱を用いて記録した粒子衝突の軌跡の複製フィルム。
ZEISS IV · 2011-09-01
PHP+WPあれこれ · 2011-08-30
ユーザホーム配下にWPが作成・変更するファイルのオーナは各ユーザに
……というわけでsuExecみたいなことをphpでも実現してくれるモジュール・mod_suphpを導入。 suphp.conf の docroot ディレクティブで
docroot=/*:${HOME}/public_html
を指定したところ無事動作。
WordPress for iOSを使えるように
折角WPをインストールしたのでWordPress for iOSをインストールしたのですが、ログインしようとすると500 Internal Server Errorを返されて使えない……ログを確認したところXML関連の一部関数が見つからないようなので、php側にXML機能拡張を追加。
ちなみにWordPress for iOSって固定ページの追加・変更も出来るんですね。これは便利。



















































