books: 2008年12月アーカイブ

1巻でハチクロ後半みたいなダウナー指向をうっすら感じてイマイチ乗り切れなかったんですが、幸田さんちの香子さん登場で俄然興味が沸いてきました。ハチクロの理花さんとはまた違うベクトルの「氷の女王」キャラというかなんというか...ステキすぎます。

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)  3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)

そういえば、一昨日たまたま通りがかった千駄ヶ谷駅で見かけたんですが、

さすが将棋会館の最寄駅。

今回はフィオナさん以降の「月で生まれた世代」が主役の話。「水惑星」シリーズに入ってからどんどんスムーズになっていく語り口を見ていると、セリフと絵がイマイチ噛み合っていなかったり、説明不足に感じられる部分が多々あった昔がちょっと懐かしい気がしないでも。:P

水惑星年代記月娘〈ルーニャン〉 (ヤングキングコミックス)

なにはさておきフィオナさん渋くなったなぁ...というわけで環水惑星年代記を読み返してみたんだけど、うーん、やっぱり大分読みやすくなっている気が。

伊藤悠インタビュー

|

「皇国の守護者」の続きは...無いのかなぁ。伊藤さんの絵で読みたい!って人は私だけじゃないはず。

ジャンプスクエア 伊藤 悠先生 直撃インタビュー 完全版

なにはともあれスピリッツ12/22発売号から始まる新連載「悪霊(シュトヘル)」が楽しみ。

ハイドゥナン」の藤崎慎吾さんのSF短編集。「脳活動パターンから知覚映像を再構成する実験中に偶然籠城事件の現場に迷い込んでしまった被験体のネコをモニタしていたら...」って内容の「猫の天使」は「虚空を見つめるネコの視線の先には実は...」ってのがカギになってくるのだけど...もうちょっと複雑な仕掛けが欲しかったかも。逆に同じくストレートな話ながら、星間レベルで身体を適応させてしまった新人類を描いた「コスモ・ノーティス」や、会話する石と出会った画家の半生を宇宙規模で描いた「星窪」は、そのストレートさがむしろ爽やかに感じられて心地よかったり。

レフト・アローン (ハヤカワ文庫JA)

それはさておき、ちょうど読み終わったところでこんなニュースが。

産経ニュース:夢を映像化!?脳内画像を脳活動から再現

ATR研が本当に脳活動パターンから知覚映像の再構成することに成功してしまったらしい。すごい!

「SF的ガジェット」と「SF的機転」を武器に宇宙へ進出する人類を壮大な時間軸で描いたSF短編集。

プランク・ゼロ (ハヤカワ文庫 SF―ジーリー・クロニクル (1427))

特に面白かったのは「青方偏移」と「パイロット」かな。どちらも他種族の支配に「スピード勝負」で挑んだ人間たちを描いているのだけど趣が全く異なるのが面白かったです。早く続き(「真空ダイヤグラム」)を読まなきゃ!

このアーカイブについて

このページには、2008年12月以降に書かれたブログ記事のうちbooksカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはbooks: 2008年11月です。

次のアーカイブはbooks: 2009年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。